借金というのは契約の一種なので、内容については当事者が自由に決められるのが原則です。しかし、一般的には貸付側が優位に立っていて、対等な立場で交渉することができるわけではありません。

 

こんなに金利高いのぉ?


 

奥さんに貸す業者なんてうちぐらいなもんですよぉ・・・


何も規制を設けない状態では高い金利が設定されることになります。そこで、利息の上限を定める法律が必要なのです。

利息制限法の利息の上限は?

利息制限法という法律が利息の上限を定めていますが、元本によって上限が異なっていることに注意しなければなりません。元本が

 

  1. 10万円未満の場合は年20%
  2. 10万円以上100万円未満の場合は年18%
  3. 100万円以上の場合は年15%

が上限です。ただし、利息制限法の上限を守らずに貸し出していても、刑事罰を科せられることはありませんでした。そのため、利息制限法が守られないケースが多かったのです。利息制限法とは別に、出資法という法律でも上限の定めを置いています。

消費者金融のアコムの金利

契約極度額 貸付利率(実質年率)
501万円~800万円 3.0%~4.7%
301万円~500万円 4.7%~7.7%
100万円~300万円 7.7%~15.0%
1万円~99万円 7.7%~18.0%

アコムの金利で見ると、しっかり利息制限法が守られているのが分かります。10万円未満の場合のみの金利設定をするカードローンはほとんどありませんから、10万円以上100万円未満の場合を用いて最高金利が18%、100万円以上の場合もきっちり最高金利は年15.0%となっています。

それ以上の金利に関する法律はないので自由(もちろん100万円以上の場合年15%は上回れない)ですが、高く設定しても利用者が居なくなるというのが現状です。

若しくはどうしても借りなければならない方の足元を見た町金などは、こうがく貸付にも関わらず年15%で貸す所もあります。

金利のグレーゾーンによる貸付

出資法の上限金利は、平成22年に改正が行われるまでは年29.2%となっていて、利息制限法とは異なっていました。しかし、出資法の規制さえ守っていればよいと考える業者は、利息制限法の上限である20%と出資法の上限である29.2%の間で貸付ていたのです。

 

この間の金利のことは金利のグレーゾーンと呼ばれていました。


グレーゾーン金利で貸し出している場合は刑事罰の対象となっていなかった為、問題視されてきました。平成22年の時点で、ようやくグレーゾーン金利が廃止されることとなり、出資法の上限金利も20%に引き下げられたのです。

 

何で上限を下げるんだよぉ・・・