自己破産という選択

自己破産という言葉のイメージは一般的に、あまり良いものではありません。事実、今の時代でも「自己破産してしまうなんて恥ずかしい事だ」と感じる人も少なくはないのです。ですから借金で首が回らなくなってしまっても必死に頑張り過ぎてしまう人も多いのです。

しかし自己破産には、返済不能に陥ってしまった債務者の債務を免除することで経済的に立ち直らせるという素晴らしい目的があるのです。その結果、以前のような健全な社会生活を取り戻せます。しかも自己破産することで、

 

債権者にもたらしてしまう損害も最小限に食い止めることができるのです。


また、債権者が違法な権利を行使するようなことも防げますし、反社会的勢力のような悪意を持った第三者が不当に利益を得たりすることも防止できるのです。このような観点から考えても、自己破産は借金問題解決のための素晴らしい方法であると言えるのです。

ただし借金問題解決のための債務整理は、自己破産だけではありません。他にも方法がありますので、実際に検討する際には弁護士などの専門家に事前に相談するのが得策です。いずれにしても、自己破産は終わりではなくて再出発です。

メリットとデメリットを理解しておく

ですから、本人がその気持ちで取り組まなければ意味はないと言えるでしょう。まず最初にすべきことは、

 

メリットとデメリットを正しく理解することです。主なメリットは三つあります。

  • 第一に全ての借金は免除されるという点です。もう返済しなくてもよくなるのです。
  • 第二はこの手続きが開始されると債権者は強制執行することができません。
  • 第三は破産とは言っても、ある程度の財産は手元に残しておくことができます。

決して無一文になってしまうわけではありません。このようなメリットがあればこそ、立派に立ち直ることも可能になるのです。一方デメリットは、今後は約10年くらい、借り入れなどができなくなります。いわゆる、ブラックリストに名前が載るのです。

また、官報にも掲載されてしまいます。そして、一部ですが職業の制限を受けることにもなります。このようなデメリットがあることを承知した上で、手続きを進めてゆく必要があります。